João Batista Montanari(ジョン・バチスタ・モンタナーリ)

 

João Batista Montanari(ジョン・バチスタ・モンタナーリ)の人生は文字通りコーヒーの香りとフレーバーに満ちている。ミナス・ジェライス州ゾナ・ダ・マッタ地域にイタリアから移住したイタリア系移民の孫である彼は、Montanari家の伝統として、コーヒー栽培への情熱を受け継ぎ、子供たちに引き継いでいる。

 彼の両親は彼の祖父母よりコーヒー栽培を受け継ぎ、後にJoaoが生まれることになる南ミナスのCrisoliaへ移り住んだ。農園のまっただ中で育ったJoãoにとって、コーヒーへの愛着と興味は自然なものだった。Joaoが5歳になると、一家はパラナ州北部Apucaranaの町に移り、そこでJoaoと2人の兄弟は家族の事業に関わっていくことになる。「コーヒー栽培が好きです。わたしの今があるのは全てコーヒーのおかげです。コーヒーづくりではさまざまな問題や困難に直面します。成功することもあれば失敗することもあります。それはこの先も続くでしょう。しかしわたしたち一家は100年もこれを続けてきているのです。」

 1980年代の始め、当時の主要なコーヒー産地であったパラナやサンパウロの生産者たちの間で新しいコーヒー栽培の理想郷としてセラード地域が噂になっていた。Joaoもこの新しい地域に興味を覚え、兄弟とともにPatrocinio近郊に農地を取得、1985年に初めての収穫を得た。その後10年以上の間、ApucaranaとPatrocinio両方の農園を経営していたが、1996年、家族とともにセラード地域への移住を決意した。

 

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【農園情報】

地域:Minas Gerais州  Patrocnio市

農園名:Fazenda São Paulo

生産者:João Batista Montanari

栽培面積:65ha

標高:950m

精製方法:Natural

品種:Bourbon amarelo

収穫時期:5月上旬〜7月中旬

開花時期:9月下旬〜10月

経緯度:18°52'55.36"S  47° 5'56.13"W

 

 

 年を経るごとに、それまで兄弟との共同経営を3人の子供たちとの運営にシフトさせたのは自然なことであった。会計士、農業技師、歯科医師とそれぞれ異なる職業を持ちながら、それぞれが210ヘクタール、16品種を誇る農園経営において役割を果たしている。

 Montanari家の事業モデルは年を追うごとに進歩していて、とりわけ農業技師である息子のMarceloによる品質向上のための新しいテクノロジーの導入が大きな成果を上げている。彼は栽培地の10%を試験エリアとし、新しい栽培方法や肥料の研究を行っている。また、生産者組合が主催する研究プロジェクトにも積極的に参加し、優良農地の選定などに役立てている。

 農園はレインフォレスト・アライアンスとUTZというサステイナビリティに関する認証を取得しており、自然環境の保全や社会貢献の分野での受賞歴もある。

 信心深さもまたJoao Montanariを特徴づける性格である。幼いころから信仰に興味を持っていた彼は、Patrocinioの貧困層への援助を呼び掛けるためのコミュニティラジオ局を設立、家族とともに運営する。「お金を稼ぐこと、自分を利することばかりを考えていたことに気付いたんです、他の人の利益を考えるときが来たんだと」

 長年の経験から、「未来のことは分からない。コーヒーから学んだのは、すべてはあっという間に変わっていくということだ。」と語る。コーヒーへの情熱が常にMontanari家の原動力であり、どんなに困難なときでも、20世紀初頭に先祖が始めたコーヒー栽培を家族とともに続けることが最大の喜びだという。その情熱は息子のMarceloにも受け継がれている。「他の作物も試してみたが好きになれなかった。毎日コーヒー農園に行き、成長を見守ることがわたしの仕事。他のことなんてできないよ」

 

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