商品詳細
Afonso Donizete Lacerda マイクロロット2015マイクロロット

基本情報
- 農園名:
- Forquilha do Rio フォルキーリア・ド・リオ農園
- 生産地:
- エスピリット・サント州 ドーレス・ド・リオ・プレット市 フォルキーリア・ド・リオ集落 カパラオ地域
- 栽培品種:
- カツアイ・アマレーロ、カツアイ・ヴェルメーリョ、カパラオ・アマレーロ
- 標高:
- 1,000〜1,450m
- 精製処理:
- Natural
商品詳細
現在でこそ、当地はコーヒー園が多い地域であるが、当時コーヒー樹は一本もなくジャガイモ・玉ねぎ・トウモロコシなどの栽培や、畜産などが営まれるのみであった。ラセルダ家は、60年程前“ネリーニョ爺さん”と親しく呼ばれていたアフォンソの祖父の代に、コーヒーを始めた。当時、その地域で普及し始めていた収益の上がる一つの営農形態であったコーヒーの栽培を選んだのだ。
一族においてアフォンソはコーヒー栽培で三代目になる。彼が言うには、コーヒー栽培を始めて以来、2000年〜2002年には一袋が55〜80レアイスに達するというコーヒーの価格低下、同時に、この当地域に於いては“Phoma sp”と呼ばれる糸状菌による病害の蔓延で、一家は土地の一部を売り、別の場所に土地を買わなければならいという大きな難局に直面した。しかし幸いなことに数年後、病害は治まり、再びフォルキーリア・ド・リオだけでコーヒー栽培を再開した。 アフォンソはコーヒー生産以外に、農閑期は建築業者として働き、農園の中に妻のアウチリーナと共に、カパラオ国立公園周辺に位置する観光地域での仕事としてコーヒーショップを開業した。コーヒー栽培と他の仕事は両立させているが、コーヒーは一家の収入の柱であり、そして常に事業を更なる成長が必要があると考えている。 高品質のコーヒー栽培を目指し始めたのはアフォンソの代で、当農園における営農形態は完全な家族経営である。今日アフォンソ、2人の兄弟、義理の兄弟達が収穫に参加し、そして収穫後は彼の妻のアウチリーナ、彼の姉妹、義理の姉妹が働く。 彼の二人の子供、アマンダとアウグストは、学校が終わった後、時々収穫後の作業に参加するが、まだ若い為、学業に専念し遊んだりしている。収穫や収穫後の人手不足は、コーヒーに適した方法でうまく対応している。
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収穫から乾燥までの過程でコーヒーの取扱い方は、周辺のコーヒーの取扱い方とは少し異なる。収穫期の始めには、木にまだ未成熟豆がある為、一粒一粒、熟成した豆だけを選びながら手作業で収穫する。その後、大方のコーヒー豆が熟した時に摘取機での収穫を行う。
また各耕地での一連の収穫が行われる間も、それぞれの場所で熟した時期や品質の履歴に従い、アフォンソにより慎重に選別され、耕地ごとに小ロットの仕分が行われる。 この様に、各コーヒーロットの特徴を確認しながら、別々に収穫され最適に熟した豆が集められる。 発酵や味の汚れが出ない様、突然の雨からコーヒーを守り、風通しを良くするために、乾燥過程では従来の開放型の乾燥場の他、覆いや干棚での乾燥が行われる。 これらの設備は、品質改善の為に最初は試験的につくられたが、今では小ロット生産の過程で活用されている。 農薬は使わない。 “Phoma”が蔓延した当時を除き、高い標高が関係し害虫による問題は発生しないからとアフォンソは言う。除草剤は、それぞれの圃場に年一回と雑草の生えやすい新植のコーヒー園に使用するのみである。古いコーヒー園は除草機のみでコントロールする。 先に述べたようにアフォンソと彼の家族は、国立公園の近辺地域に住んでいる。そして、子供の頃には、川べりの林、湧き水、丘などある地域の中に多くのコーヒー畑があったと彼は言う。彼の代になってから環境保護の重要性に対する意識が向上し始め、この課題に関して一般的にも語られる様になった。アフォンソは、自然保護区の森林を再生し、また彼のコーヒー栽培に於いても注意を払っている。 彼の一族はまた、IFES (エスピリット・サント連邦院)と関係のある新しい技術コンサルタント会社“カパラオー・ジューニオル”の助言を受けている。 そして自分の時間を割き、これら連邦機関などの高品質コーヒーの研究に参加している。アフォンソは、品質向上のため、他の農場を視察したり、収穫、収穫後の作業、コーヒー鑑定などを含む、各種分野での自己啓発のための講習に参加している。 またコーヒー抽出の技術を身につけ、ブラジルの有名なコーヒーショップにコーヒーを納品しながら、この様なネットワークに共感する顧客とコンタクトを持ったりしている。 一族がスペシャルコーヒーという課題に向き合い、この手の生産に専念し始め、長年に渡り知識を蓄積しながら、徐々に適切な品質への取扱と結果にたどり着いたのは正に2010年からであった。 以下の種々の品評会で賞を獲得した |
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味覚特長香り:レモン・グレープフルーツ・ヨーグルト・青りんご フレーバー:キャラメルやベリー系
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アフォンソは、基礎教育の8年生まで勉強し、そしてスペシャリティ・コーヒーの専門家となった。 コーヒーの品質について話すのも何であるが、普通のコーヒーは本当に不味い、“私は、それらのコーヒーをC&Cと呼んでいる。つまり、カフェインのCとカーボン(=炭)のCである。なぜなら一般的に不純物と味を誤魔化すために煎り過ぎているからだ。豆を煎り過ぎた時には、成分を含んだ油分、よい成分が豆から抜け出てしまう。残るのはカフェインの炭だけだ。”
彼の両親や祖父母が、コーヒーと共に働いたように、運命であるがごとく、自然とコーヒー栽培を継ぎ、若い時から畑で働いたとアフォンソは言う。土地はあったし、そこで働く為に居たし、その土地をどう利用するかを選択しなければならなかったし… そして彼の選択はコーヒーだった。 子供頃と青年時代を思い返すと、あの頃は一日一日を過ごし、あまり夢はなかった。でも、今現在のことを考えると、とても楽しく満喫できる生活を送っているというのが結論である。彼が今持っている全てものは、コーヒー栽培からの成果である。スペシャリティ・コーヒーに関する全ての知識は、コーヒー栽培から得たもの。そして、今、彼が車で移動できたり、他州にコーヒー納品し、コーヒーショップを訪問して、一目置かれているのもコーヒーのお陰である。 今日ラセルダ家は、エスピリト・サント州とミナス・ジェライスス州を隔てるリオ・プレット川を挟んで2つの農地を所有する。一家の最初の農場はアフォンソの父より受け継いだものや、兄弟の相続分を買い取ったものであり、二つ目の農場は、アフォンソと二人の兄弟で買い取ったものである。 |
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1) 農場概要
l 農場名称:フォルキーリア・ド・リオ農園 l 市:ドーレス・ド・リオ・プレット 州:エスピリト・サント 所在地:フォルキーリア・ド・リオ集落 l 標高:1,000〜1,450m l 総面積: 27 ヘクタール コーヒー植付面積:12ヘクタール l コーヒー品種:カツアイ・ベルメーリョ、カツアイ・アマレーロおよびカパラオ・アマレーロ l 証明書:セルチフィカ・ミナス認定
2) 農場概要 l 農場名称:ペドラ・メニナ農園 l 市:エスペイラ・フェリス 州:ミナス・ジェライス 集落:フォルキーリア・ド・リオ l 標高:1,000〜1,450m l 総面積: 20 ヘクタール コーヒー面積:18 ヘクタール l コーヒー品種:カツアイ・ベルメーリョ、カツアイ・アマレーロおよびカパラオ・アマレーロ 証明書:セルチフィカ・ミナス認定 1) Dados da fazenda l Nome fazenda: Sítio Forquilha do Rio l Cidade: Dores do Rio Preto Estado: Espírito Santo Localidade: Comunidade da Forquilha do Rio l Altitude: Varia de 1000 à 1450m. l Área total: 27 ha Área de Café: 12 ha l Variedades Café: Catuaí Vermelho, Catuaí Amarelo e Caparaó Amarelo l Certificados: Boas práticas (Certifica Minas)
2) Dados da fazenda l Nome fazenda: Sítio Pedra Menina l Cidade: Espera Feliz Estado: Minas Gerais Localidade: Comunidade da Forquilha do Rio l Altitude: Varia de 1000 à 1450m. l Área total: 20 ha Área de Café: 18 ha l Variedades Café: Catuaí Vermelho, Catuaí Amarelo e Caparaó Amarelo Certificados: Boas práticas (Certifica Minas) |