商品詳細
Jose Adalto de Abreu マイクロロット2015マイクロロット

基本情報
- 農園名:
- Sítio Forquilha do Rio フォルキーリャ・ド・リオ農園 (Vista Linda ビスタ・リンダ農園)
- 生産地:
- ミナス・ジェライス州 エスペイラ・フェリス市 フォルキーリャ・ド・リオ集落 カパラオ地域
- 栽培品種:
- カツアイ・ベルメーリョ、カツアイ・アマレーロ
- 標高:
- 1,200m〜1,300m
- 精製処理:
- Pulped Natural
商品詳細
ジョジマールのクオリティー・コーヒーの経験は、まだ日が浅いが、収穫や収穫後の作業の変更は、彼が2015年の品評会で受賞したことも含め、既にスペシャリティ・コーヒーのロットに活かされている:
2015年のマッタ・ダス・ミナス地域・ムリアエ品評会ではWashedで3位を獲得した。
彼の畠は標高が高く、涼しい場所に位置するので、10月の開花と、3月の遅咲きがあり、年に二度の開花するという特徴がある。木で3月開花の粒が実を結ぶ7月には、10月開花の実が収穫期となっている。後に、その遅咲きの収穫は9月頃になる。最近になって、官能試験が実施され、同地に於ける3月開花の豆の品質が非常良いことが発見され、香りと味が特徴的であることが判明してきた。このためジョジマールは、以前、熟した豆も3月開花の青実も一緒に収穫していたが、選別するようになった。彼は、それぞれの木、それぞれの畠により良い収穫方法を考えながら、知識を活かし丹念に収穫する。彼は、10月開花の粒を機械で収穫する際は、作業の効率性を損なわない様に収穫し、3月開花の粒が適度に熟し収穫出来るようになるまでは、これらの粒を守るため手摘で収穫を行う。そして二つの方法を取り交ぜながら、それぞれの木の花の結実状況や量を注意深くみる。各畠で成長の度合いが異なり、ロットの違いより味覚的な違いが生まれるので、ジョジマールは収穫日や畠の位置に従い、収穫したコーヒーをマイクロロットに分ける。収穫後は、熟した豆と、ボイア(悪いコーヒー豆)や青実を分ける皮剥き機に通し、熟したコーヒーの味と香り引き立てる様に、さらに熟した豆を選別する。
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味覚特長
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ジョジマールの子供の頃は、いたって質素で、多くの快適さもなかった。着替えは一つしかなかったが、必要性も感じなかったと彼は語る。彼は勉強をするのに苦労をした。なぜなら夕方から学校へ行くために日中は働きながら、夜遅く家へ帰り、翌日に早く起きていた。高校を終えた時、彼は大学へ行く時間もお金も無かった。また彼は決して町には行きたくはなかった。畠が好きだったし、大学は地域外にあるのみだったし。しかし彼は学ぶことが好きであった。そして幸いにも高校を終えた時、地域でエコツアーの専門家の講習が企画された。彼は講習に申し込み、そこで同じく講習の生徒であったマリウダと知り合った。
ジョジマールは、コーヒーで働くことを選んだ。実際にモノづくり好きだし、畠で収穫するのが非常好きだし、その他にも始めた時は、金銭的な見返りが多かったからである。彼はコーヒーからの収入で、若い時のいくつかの夢を実現したことも含め、多くのものを得た。若い頃は、簡単に移動できる手段としてオートバイが欲しかったが、今日では車を手に入れた。しかし彼の本当の夢は、今築いている一軒の家であった。最後に、物質面では農場の設備の改善も含め、今あるもの全ては、コーヒーの仕事が与えてくれたと彼は言う。物質面以外で、充分に実現でたことは、主にクオリティ・コーヒーであった。金銭的な側面は確かに重要である、なぜならコーヒーの価値が高まる時には同時に彼の畠での仕事が見直されるから。しかしクオリティー・コーヒーは、集まった金銭的な価値だけが素晴らしいのではない。何か良いものを生産し、提供することが喜びなのだ。彼は話す“この地域の良い製品が知られ、そして貴方が行く全ての所で見られるようなり、ブラジル国内から海外の至る所で、同地域がコーヒーの生産地として認識されるなら、非常に素晴らしいことである。我々の仕事が認められ、そして、それは更なるコーヒーの仕事への喜びと、やり甲斐をもたらす。” 実際のところ、フォルキーリャ・ド・リオは、乾燥場で悪臭を放つコーヒーで知られていたが、スペシャリティ・コーヒーで知られる様になった。その移り変わりは非常に美しく情熱的である。
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