商品詳細
José Alexandre Abreu de Lacerda マイクロロット2017マイクロロット

基本情報
- 農園名:
- Forqulha do RIo フォルキーリア・ド・リオ農園
- 生産地:
- エスピリット・サント州 ドーレス・ド・リオ・プレット市 フォルキーリア・ド・リオ集落 カパラオ地域
- 栽培品種:
- カツアイ・アマレーロ、カツアイ・ヴェルメーリョ、カパラオ・アマレーロ
- 標高:
- 1,000〜1,450m
- 精製処理:
- Palped Natural
商品詳細
現在でこそ、この地域はコーヒー園が多い地域であるが、当時コーヒー樹は一本もなく、ジャガイモ、タマネギ、トウモロコシなどの栽培や畜産などが営まれるのみであった。
ラセルダ家は、60年程前、“ネリーニョ爺さん”と親しく呼ばれていたジョゼー・アレシャンドレの祖父の代に、コーヒーを始めた。
当時、その地域で普及し始めていた収益の上がる一つの営農方法であったため、コーヒー栽培を選んだ。
一族においてアレシャンドレはコーヒー栽培で三代目になる。
彼が言うには、コーヒー栽培を始めて以来、2000年〜2002年には一袋が55〜80レアイスに達するというコーヒーの価格低下、同時に当地域に於いては“Phoma sp.”と呼ばれる糸状菌による病害の蔓延で、一家は土地の一部を売り、他所の土地を買わざるを得ないという大きな難局に直面したが、幸いなことに数年後、病害は治まり、再びフォルキーリア・ド・リオだけでコーヒー栽培を再開することが出来た。
高品質のコーヒー栽培を目指し始めたのはアレシャンドレの代からで、当農園における営農形態は、一層の品質改善とスペシャリティ・コーヒー成功の秘訣でもあるとアレシャンドレが確信する完全な家族経営である。
“6年前、圃場に於いてや収穫後の作業で働いていた人たちは、今現在も続けて働いており、共に学び、より多くの知識を蓄えコーヒーの取扱いに活用している。
”その他、収穫や収穫後の人手不足は、コーヒーに適した方法でうまく立ち回り克服している。
現在、アレシャンドレと一緒に、兄弟2人と義理の兄弟が収穫に参加している。
収穫後は彼の姉妹、義理の姉妹、そして妻のクラウディアナが働いている。
クラウディアナは午前中は学校の用務員として働き、午後はコーヒーの仕事に専念している。
アレシャンドレには子供が2人いる。まだ幼いアナ・リヴィアと、現在就学中であるが時々農園の仕事を手伝う若者ヴィートルである。
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アレシャンドレは、品質向上の為、農場視察を行ったり、収穫、収穫後の作業、コーヒー鑑定などを含む、各種分野での自己啓発のための講習に参加している。
またコーヒー抽出の技術を身につけ、ブラジルの有名なコーヒーショップにコーヒーを納品しながら、この様なネットワークに共感する顧客とコンタクトを持ったりしている。
一族がスペシャルコーヒーという課題に向き合い、この手の生産に専念し始め、長年に渡り知識を蓄積しながら、徐々に適切な品質への取扱と結果にたどり着いたのは正に2010年からであった。
以下の種々の品評会で賞を獲得した
年 | 品評会 | 形式 | 順位 |
2010年 | ムリアエ市マッタス・デ・ミナス地域 | 非水洗式
水洗式 |
1位 |
2011年 | ムリアエ市マッタス・デ・ミナス地域 | 水洗式 | 1位 |
2012年 | ムリアエ市マッタス・デ・ミナス地域 | 非水洗式
水洗式 |
1位 |
マッタス・デ・ミナス地域 | 水洗式 | 1位 | |
ミナス・ジェライスス州 | 水洗式 | 1位 | |
全国 | 水洗式 | 1位 | |
2013年 | ムリアエ市マッタス・デ・ミナス地域 | 水洗式 | 1位 |
ムリアエ市マッタス・デ・ミナス地域 | 非水洗式 | 1位 | |
ムリアエ市マッタス・デ・ミナス地域 | 水洗式 | 2位 | |
2014 年 | ムリアエ市マッタス・デ・ミナス地域 | 非水洗式
水洗式 |
1位 |
マッタス・デ・ミナス地域 | 水洗式 | 1位 | |
ミナス・ジェライスス州 | 水洗式 | 1位 | |
全国 | 水洗式 | 2位 | |
2015年 | ムリアエ市マッタス・デ・ミナス地域 | 水洗式 | 1位 |
全国 | 非水洗式 | 1位 |
味覚特長
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現在、スペシャルコーヒーの専門家として、アレシャンドレは高品質のコーヒー生産は、後戻り出来ないものと思う、なぜなら、この世界に入った瞬間から、更に改善したい、消費者に更に良い品物をオファーしたいという気持ちになったからである。
“私のビジョン、私の夢は、より良い品質の物を興味を持つ消費者が増え、この手のコーヒーを生産をするコミュニティが増えることである”
学生時代、アレッシャンドレは、父を手助けする為、学校から直接コーヒー園に行っていた。
同時にコーヒー栽培に魅了された。
“牛と動きまわるよりは、じっとしてコーヒーをいじる方が好きだった”彼は大学教育を受けていない。
この地域では高校卒業後に学業を継続する機会はなく、勉強するには他の地域へ行かなかればならず、彼はそれを望まなかったと語る。
彼の幼少や成長期を思い返す時、当時の夢はかなえられなかったと彼は考えるが、それでも今を生き、選択した人生は幸せである。コーヒーは家族を養うための十分な収入面での見返りをもたらし、またコーヒーを通じて多くの友情を築けたとアレッシャンドレは思っている。
“私は子供の頃サッカー選手を夢見た(全ての子供達がそれを夢見るように)、その夢を、この集落のチームの中でプレーして実現した(笑みを浮かべ)”と締めくくる。
今日ラセルダ家は、エスピリト・サント州とミナス・ジェライスス州を隔てるリオ・プレット川を挟んで2つの農地を所有する。
一家の最初の農場はアフォンソの父より受け継いだものや、兄弟の相続分を買い取ったものであり、二つ目の農場は、アフォンソと二人の兄弟で買い取ったものである。
農場名称:ペドラ・メニナ農園
地域:ミナス・ジェライス州・エスペイラ・フェリス市・フォルキーリャ・ド・リオ集落
標高:1,000〜1,450m
農園総面積: 20 ヘクタール コーヒー栽培面積:18 ヘクタール
生産量:360袋
栽培品種:カツアイ・ベルメーリョ、カツアイ・アマレーロ、パラオ・アマレーロ
証明書:セルチフィカ・ミナス認定
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