クオリティコーヒーに対する彼の認識は、差別化できる香り、市場性である。
そして何よりも重要なのが、自然の中で育まれたモノであるということ。
クオリティコーヒーを生産するため、彼はドラスティックに栽培への考え方を変えた。
乾燥設備やパルパーなどに投資をしながら、より自然な方法で栽培するように心がけてきた。
営農形態は家族経営で、彼の妻と二人の息子とで日々働く。
農場での問題は、“フォーマ”と呼ばれる高地特有の風があることである。
これにはバナナの木を植え、風よけとしている。
収穫は熟した実のみを手摘みとし、雨除けのハウスのあるコンクリートの乾燥場で乾かす。
環境保護の為の規制については特に深刻には受け止めていない。
なぜなら彼は栽培に農薬を使用していなから。
コーヒー栽培以外の仕事は行わず、コーヒーに専念している。
コーヒーが収穫できる様になったのは2017年からなので、生憎コンテストの受賞経験はまだない。
彼は子供のころから両親と共にコーヒーと接してきたことが、コーヒー生産者へと彼を導いた。
また子供の頃に描いていた人生をコーヒー栽培によって実現できたと思っている。
特にその実感できるのは、自分のコーヒー農園を手に入れたことである。 |